レーシックできるかな? その 1


いつかはしてみたい、とか、今年こそはとか思うだけで、置き去りにされているものって意外と多い。30才のとある日に、ふと、例えば実質65才ぐらいまで、生きられるとしたら、もう約半分を生きているんだと、そして思う、いつまでも置き去りにしたら、ずっとこのままだし、何よりも、面白くなーい。

目が悪い、実は子供の頃に、父親の結膜炎の目薬を、良薬口に苦しということを信じて、その目薬をさし続けた結果、視力1.2から0.3になり、それ以来、眼鏡とコンタクトにお世話になりっぱなしの日々。子供の頃から変な思い込みから突っ走っていたみたいで、そんな、一生涯のうっかりの延長線上に、ボクシングができなかったり、サーフィンしていたときは、コンタクトが外れるのがめちゃくちゃ怖かったり、コンタクトで目が傷ついてしまって、真夜中永遠と眠れなかったり。。。とまぁ、とても不便な思いをしてきた。

ボクシング

それは、子供の頃からやってみたかったのだけれど、目が悪いがために、ずっと敬遠していたもの。実際は、本格的なものでなければ、全然できるようだけれど。。まぁ、でも、目が悪い、だからしない言い訳になってたのも事実。そんなこんなで、ずっとレイシックに興味があった。

レイシックと初めて聞いたのはかれこれ、10年ほど前アメリカにいた頃、バイト先のファンキーなおばちゃんが、
「ノブ、あなた目が悪いんだったら、レザーあてちゃいなよ」
「それって、大丈夫なの?」
「ノノノー! ピッと一瞬で終わるから問題ナッシング!」

その時は、な、なんだピッとってと思って、その怪しげな響きから前向きには考えなかったのだけれど、最近は、同僚もやった人が多く、彼ら曰く、
「いやー本当によかったね。」
「人生損してるよ。」
「毎日、洗面台の前で、洗浄してとか考えると、本当によかった」
などなど、CMか!?と突っ込みたくなるほどご満悦。

そして、決めました。大型連休もとれたので。。

レーシックできるかな?

レシックやったると公言しつつも、30代の典型的な現状維持思考の私は、やっぱどうしよかなとあれこれ理由をつけては、やめちゃいたいなと思ってた、その理由の一つが、割引チケットで、50,000円も割引されるのだけれど、それがどうも手に入らない。その事を、ポロっとやめる言い訳もかねて、同僚に言ってみると、その同僚は色々と調べてくれて、レイシックを受けた人であれば、紹介割引チケットを発行してもらえることをつきとめ、数日後には、はいどうぞと持ってきていただいてしまった。

そこまでしていただいたら、もう行動に移すしかない。早速、オンラインで検査と問診の予約をして、数時間すると携帯が鳴る。。。そこからが、早い。あれよあれよと言う間に、手術の日、事後検診の日、一週間後の検診の日を予約してしまい。そう、もう後に引けないのである。。これは本当にすごいと思った、だって手術以降の予約をしてしまえば、とりあえず話しを聞いてみようという意識は無くなるし、現実的に考えるから。機会音みたいなマニュアル通りのトークだったけれど、クローズすべきところは「週末になりますと、予約が殺到しまして予約がとれなくなる可能性が高まります」と言われ、さすがに「殺到」と機会音でも言われたら、やばい殺到しちゃうと思ってしまうのが人の性なのだと思う。機械音みたいに淡々と殺到と言われたのは面白かったけれど。

さて、本日、その事前検診に行って参りました。行ってみて、すごい人がいて驚きでした、検診は約3時間程度、目にまつわる検査とお医者さんの問診。検査の中で、きき目があるという事をはじめて知りました。私は、右目だったのですが、まずきき目で距離感をつかみ、その後、両目で立体的に認識するとの事です。自称マーケッターの私は、統計的にどっちが多いですか?なんて迷惑きわまりない質問もしてしまったのですが、なんとも言えないけれど、比較的右目が多いようです。あと、瞳孔を開く目薬は、やばい、一時間ぐらい本当に携帯も本も読めないぐらい、近いものが見えなかった、遠いのは大丈夫だったので帰るのには支障が無かったけどね。

検診の結果、問題なく明日、手術を受けられることになりました。なので、この日記も書いています。。気分的には、ベルトコンベアーにのせられた感じ、それは悪い意味ではなく、それほど来ている人が多かったし、システムかしっかりできているので、まーこのまま、時間に身を預けるしか無いかなーと思っています。

というわけで、眼鏡とコンタクトにさようならする夜です。
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