パーク・ライフ


パレードが印象的だったので、吉田修一さんの小説を、もっと読んでみたいと思って、手に取りました。吉田修一さんの小説って、いたって日常なのだけれど、その誰にでもある日常を切り取り、それにメッセージを加えているのだろうなーと感じた。パレードだったら、なれあいが生む危険みたいな感じだったけれど、パーク・ライフは、「出会いと別れ」なのだろうなと思った。ひょんなことで出会って、深く考えずに一緒に時間を過ごして、気づいたらいつの間にか、別れているってこと意外と多い。けれど、その一つ一つの別れには理由があるのだろうな。

パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフ (文春文庫)