血戦

今思うと、なめていた。
医者から「腫れるかもしれません」「歯茎を切って、骨を削るので」といわれても、根拠の無い「俺は大丈夫だろ」という根拠の無い自信で溢れていた。

〜親知らず抜くことが可能ですか?編〜

思ったとおり親知らずは、痛みもなく抜け、こんなもんだろとか思っていると。2時間後、麻酔が切れてきて、目をそむけたくなる程の痛みが伸和を襲う。「NO 麻酔 NO」とこころの中で叫ぶ。

ブラッドがとめどなく溢れ、帰りの電車では駅ごとに便所に駆け込んだり、不信に伸和を見る他人には、高校生以来、本気でガンを飛ばす始末。
朝目を覚ますとブラッドで枕が。

二日目
血は止まっており、これまた余裕をかまして、色んなものを食べて飲んだりする伸和。しかし、レモネードを飲んで、お手洗いで力んだ、まさにその時だった。止まっていたはずのブラッド再来。まさに血戦のなのであった。

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これ以上、このトーンで書けそうも無いので、それにしても親知らずってやばいね、何もやる気がしません。このときしかも大事な事を言わなければいけないことがあったのだけれど、血まみれで話しました。